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ライフプラス社の葉酸サプリ「デイリーバイオベーシックス」の口コミレビュー!

ライフプラス社の「デイリーバイオベーシックス」は、「天然素材」「無添加」をウリにしたマルチビタミンミネラルサプリメントです。葉酸も配合されていますので「妊婦さんにも安心安全ですよ。」的な口コミをしているサイトがあります。実際、安全なのか危険なのかを日本ニュートリション協会公認サプリメントアドバイザーが辛口でレビューします。

ライフプラス社の「デイリーバイオベーシックス」をプロが辛口チェック

飲みやすさ(粒の大きさ、味、ニオイ)
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デイリーバイオベーシックスは、粒ではなくて粉末を溶かして飲むタイプのようです。

公式サイトからクレジットカードで購入しようと思ったのですが、クレジットカード情報を書いた申込用紙をFAXかメールで送信しないと購入できないという衝撃の事実が判明しました。しかも、カード裏面のセキュリティコードまで記入して送る必要があります・・・冗談でしょう?

普通、クレジットカード情報は販売企業には渡らず、セキュリティの強固なクレジットカード会社が厳重に保管するものです。あまりにも怖すぎて購入して検証することすらできませんでした。


プロの辛口評価

クレジットカード情報がメーカー側に筒抜けとなり、購入できませんでした・・・。


会社・代表者の信頼性
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ライフプラス社と言えば、言わずと知れたネットワークビジネス、MLM(マルチレベルマーケティング=連鎖販売取引)で有名なアメリカの企業です。俗に言う「ネズミ講」とは違って合法のビジネスなのですが、イメージ的に嫌煙してしまう人もいると思います。

代表であり創業者のJ・ロバート・ボブ・レモン氏は、薬科大学を卒業後に薬局を開業し、そのあとにサプリメントメーカーを買収して、今のライフプラス社を創りあげています。日本のサプリメントメーカーで、社長が薬科大学・薬学部卒という経歴の人は少ないはずです。そういった意味では、会社の代表としての信頼はあると思います。

ただし、サプリメントは医薬品ではありませんので、薬の知識との直接の関係はありません。


プロの辛口評価

元はサプリメントメーカーですが、販売業態が「ネットワークビジネス」だと気が引けてしまう人もいるでしょうね。


品質・製造工程
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基本的に宗教の物販もそうですが、ネットワークビジネスの商品は「自然派」をウリにした高品質のものが多いです。ライフプラス社の商品も、添加物(保存料、香料、着色料)はもちろん、砂糖や塩も使っていない100%天然素材で作られています。

また、自然素材に含まれる酵素を壊さないよう「コールドプロセス製法(低温加工製法)」を採用したり、商品は7日以内に製造されたものを発送するなど、鮮度にもこだわりを持っています。成分の配合量は第三者機関にチェックさせています。

商品自体の品質は高いようですが、製造を行っている自社工場の品質規格は不明です。


プロの辛口評価

自社工場のようですが、工場の品質規格が見当たりません。


原材料、添加物の信頼・安全性
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オオバコ (ブロンド サイリウム) 種子、マルトデキシトリン水溶性繊維、オオバコ (ブロンド サイリウム) 種子皮末、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、アスコルビン酸、亜麻子 (脱油)、グアールガム種子内胚乳、アルファルファ葉、炭酸マグネシウム、人参 (Daucus carota L.) 根部、クエン酸カルシウム、海産物アルギン酸塩 (ラミナリア: Laminaria digitata) 全草、ベントナイト、クログルミ葉、グルコン酸亜鉛、乳酸カルシウム、ビタミン E (d- αコハク酸トコフェロール)、ブロッコリ (Brassica oleracea L. var. cymosa) 花頭部、ナイアシンアミド、アスパラギン酸セレン、カリフラワー (Brassica oleracea var. botrytis) 小花部、レシチン (大豆)、ビオフラボノイド (レモン、果実)、アカツメクサ花部、ビートルート (Beta vulgaris rubra L.)、カロチノイド複合体、グリーンピース (Pisum sativum L.) 種子、緑茶葉、パセリ葉、プロバイオトクス (ProBioTxTM) 安定化プロバイオティクスブレンド (1 回当たりの摂取量に約 3 億 5,000 万 (350,000,000) の善玉ミクロフローラ (アシドフィルス菌 DDS-1TM、ビフィドバクテリウム属ビフィズス菌、ブルガリア菌、乳酸球菌) を含む)、ビオチン、ピーマン (Capsicum annuum L. var. grossum) 果実、イノシトール、キャベツ (Brassica oleracea capitata L.) 葉、セロリ茎、オオアザミ種子、ローズマリー葉、クレソン葉、D-パントテン酸カルシウム、コケモモ葉、芽キャベツ (Brassica oleracea L. var. gemmifera) 頭部、カモミール花部、ウコン根部エキス、ヘスペリジン複合体、ケール (Brassica oleracea L. var. acephala) 葉、レモングラス葉、ニコチン酸、グルコン酸マンガン、グルコン酸銅、大豆イソフラボンエキス、塩酸ピリドキシン (ビタミン B-6)、リボフラビン (ビタミン B-2)、アセロラ (Malpighia punicifolia L.) 果実、クロレラ (Chlorella Pyrenoidosa) 単細胞藻、ダルス葉、イチョウ葉エキス、ノルウェイ産ケルプ (Ascophyllum nodosum L.) 全草、PABA、ケルセチン、ローズヒップ果実、ルチン、シベリア人参 (Eleutherococcus senticosus (Rupr. et Maxim.) Maxim.) 根部、ほうれん草 (Spinacia oleracea L.) 葉粉末、スピルリナ (Spirulina maxima) 微小藻類植物性プランクトン、塩酸チアミン (ビタミン B-1)、アシュワガンダ根茎部エキス、ホウ素キレートブレンド (特許取得ブレンド: ホウ素キレート、酢酸ホウ素、グリシン酸ホウ素)、アルファリポ酸、重酒石酸コリン、ビタミン A アセテート、ケイ酸、CytovexTM ブレンド (特許取得ブレンド: リゾチーム酵素、ブロメライン酵素、パパイン酵素)、L-グルタチオン、ルテインエキス、リコピンエキス、アスパラギン酸クロム、ビタミン B-12 (シアノコバラミン)、苦灰石、ビタミン D-3 (コレカルシフェロール)、葉酸、ビタミン K-1 (フィトメナジオン)、ケイ素、モリブデン酸ナトリウム、ヨウ化カリウム、硫酸バナジウム、ファイトザイム (PhytoZymeTM: 特許取得) 基 (ブロメライン、パパイン、アロエベラ、アルファルファ、パセリ、および果物/野菜濃縮物 (人参、ブロッコリ、ほうれん草、カリフラワー、アスパラガス、セロリ、ビート、唐辛子、インゲン、エンドウ豆、サツマイモ、キュウリ、かぼちゃ、サヤエンドウ、トマト、ズッキーニ、ライマメ、マッシュルーム、バナナ、ロックメロン、クランベリー、グアバ、レモン、マンゴー、オレンジ、パパイヤ、桃、パイナップル、グレープフルーツ)

添加物は一切使用しないのがウリですので、添加物に関する心配はありません。ただし、ライフプラス社の会員の人から聞いたのですが、季節によって使用する野菜が変わる場合は、栄養素名での記載となっているそうです。そのため、原材料欄に書かれていない野菜が使われていることもあり得るそうです。

アメリカの品質表示規格がどうなっているのかわかりませんが、日本では原則として、使用した全ての原材料を記載しなければいけない「JAS法」が存在します。そのあたりの品質表示は日本よりも緩いのでしょうか?海外メーカーのサプリメントはよくわかりません・・・。

また、「自然素材=安全」というわけではありません。通常の食事では口にしない素材が使われていることがあるからです。デイリーバイオベーシックスは妊婦向けに作られた商品ではありませんので、添加物が使われていないとしても、下記のように妊娠中は避けるべき自然素材が使われています。

オオバコ
妊婦が摂取すると、子宮の働きに影響が出て流産につながる可能性があります。

アルファルファ
エストロゲンに似た作用を持つため、妊婦の多量摂取は危険性が示唆されています。

アカツメクサ
女性ホルモンに似た作用があるため、妊娠中は避けるべきです。

ローズマリー
子宮を刺激しますので、妊婦の摂取は避けたほうが良いです。

コケモモ
コケモモの葉にはハイドロキノンやアルブチンが含まれているため、妊娠中は避けるべきです。

カモミール
堕胎促進作用があるため、妊娠中に進んで摂取するものではありません。

ウコン
妊娠中は月経に作用しますので多量摂取は注意が必要です。

大豆イソフラボン
葉酸を多く含む食品・食べ物を教えて!でも書きましたが、大豆イソフラボンはエストロゲンに似た作用があるため、妊娠中は通常の食事以外からの摂取は避けるべきです。

アシュワガンダ
流産を引き起こす可能性があるため、妊娠中に摂取してはいけません。

アロエベラ
流産や先天性異常のリスクを高める可能性があるため、妊娠中の摂取はNGです。

グレープフルーツ
エストロゲンに作用しますので、妊娠中は避けるべきです。


プロの辛口評価

添加物ゼロは魅力ですが、妊婦向けではないようですので、妊娠中に控えるべき自然素材が多く使われています。


配合成分の過不足
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デイリーバイオベーシックスは鉄が入っていませんので、妊娠初期まで用の葉酸サプリとして成分チェックしていきます。

デイリーバイオベーシックス 推奨摂取量 平均摂取量 耐容上限量 判定
葉酸(μg) 500 640(640) 233 1000
ビタミンB6(mg) 4 1.2(1.4) 0.92 45
ビタミンB12(μg) 12 2.4(2.8) 4.8 なし
ビタミンC(mg) 300 100(110) 69 なし
鉄(mg) 0 6.5(9) 6.7 40
カルシウム(mg) 1000 650 441 2500

葉酸の種類は、天然葉酸(ポリグルタミン酸)です。100%天然素材とのことですので、葉酸は合成ではありません。天然葉酸(プテロイルポリグルタミン酸型の葉酸=食品に含まれる葉酸)が摂れてしまうとしたら、その時点で妊活中、妊娠初期の赤ちゃんへの対策としての意味がほとんどなくなってしまいます。

原材料を見ると「葉酸」の文字もありますが、ビタミンB12(12μg)よりもあとに書かれていますので、合成葉酸はごくごく微量です。

そして、鉄が配合されていません。アメリカ産のマルチビタミンミネラルサプリメントは、鉄が配合されていないことが多いです。過剰摂取をすると毒性が認められているため、アメリカでは鉄は摂らないほうが良いという風潮があるからです。

しかし、サプリメントアドバイザーのテキストには鉄は「世界的に最も多く見られる欠乏症」とありますし、日本人女性の場合は、食事だけでは妊婦の推奨量に満たないのが現状です。アメリカ人の食生活と日本人の食生活は違いますので、足りていない分はサプリで補うのが効率的です。その一方で、カルシウムが1000mgも配合されています・・・。


プロの辛口評価

妊婦に付加量が設定されている「鉄」が含まれていません。アメリカ産のサプリは「アイアン(鉄)フリー」のものが多いです。

結論:添加物は不使用だが、妊婦向けのサプリメントではない。

総合評価B-

ライフプラス社の「デイリーバイオベーシックス」は確かに品質や原材料(添加物不使用)にこだわりを持って作られていますが、季節によって使用する野菜を変えている場合、野菜名を書かずに栄養素名で代用している、合成葉酸が添加されていない、妊婦に付加量が設定されている「鉄」が入っていないという、妊婦向けの商品ではありませんでした。

「妊婦向けの商品ではない」というのは、自然素材の配合内容でも懸念が出てしまいます。厚生労働省が「錠剤、カプセル状等食品の原材料の安全性に関する自主点検ガイドライン」の中で示しているように、天然原料なら安全というわけではありません。天然原料にはアレルギーの心配もありますし、妊婦が控えるべき天然素材もあります。

もちろん、デイリーバイオベーシックスを飲んだからといって、すべての妊婦に影響が出るわけではありませんので、過度に不安を煽るつもりはありません。しかし、天然=安全とは限らないことを消費者に注意喚起することは、サプリメントアドバイザーとしての使命です。消費者庁と厚生労働省の議事録にも次のように書かれています。

天然素材に対して、消費者は安全で、天然のほうがいいと思われています。けれども、実は天然のものというのは、品質をコントロールするのが非常に難しい。植物が育つ土壌の影響もありますし、産地とか収穫時期の影響もあります。その天然物の中に、実はアレルギーを起こすものが多いという特徴があります。

だからといって、アレルギーを起こす商品は流通してはだめ、とは言えないのです。それだったら、そばとかピーナッツだって流通禁止になるわけです。ですから、そんなに多くの人が被害を受けるわけではないのだけれども、被害を受ける可能性があることを消費者に注意喚起するというのが、重要になってくるのです。

引用:「健康食品」に関するリスクコミュニケーション議事録

やはり重要なのは、ガイドラインで厚生労働省が主張しているように、品質や成分の一定性が保たれる「GMP基準」の工場で製造されていること、アレルギーなどを考慮した原材料を使っている妊婦向けを謳っているサプリメントを選ぶことです。

ということで、デイリーバイオベーシックスは、妊婦さんが積極的に摂るべきではない素材も多いこと、天然の葉酸であることから、妊活中や妊娠中にはおすすめできないサプリメントでした。

一方で、100%天然素材ならではの未知なる相互作用は期待できますので、お子さんを産んでから、自身の健康のために飲むという選択肢なら悪くないと思います。


葉酸サプリクラブ – サプリメントアドバイザーが辛口で評価